ブログ|中延の歯科・歯医者なら荏原中延ファミリー歯科

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  • 舌ガンの早期発見について

    2019年3月2日

    先日、堀ちえみさんが公表し、話題になっている舌癌について今回はお話させていただきます。

    舌癌は早期発見と予防が大切です。
    まず、早期発見についてですが。
    早期に舌癌と口内炎を見分けるのは、一般歯科の歯医者さんではなかなか難しいというのが現状です。何故なら、症例数が少なく、舌癌を見慣れていない歯医者さんが大多数だからです。
    しかし、歯医者さんの中でも舌癌を含む口腔癌を専門分野として扱う者がいます。それは口腔外科専門の歯科医師です。彼らは、日頃、舌癌を含む口腔癌の診査診断をし、手術など治療まで行います。
    つまり、なかなか長期(2週間程度)で治らない口内炎がある、舌にしこりや、赤や白に変色した部分があるなどといった症状や違和感を感じる場合は、口腔外科専門の歯科医師に診察してもらう事が、舌癌の早期発見へと繋がります。
    ちなみに、当院には口腔外科専門の歯科医師が2名、非常勤で勤務しております。ご予約の際に、口腔外科の先生の診察希望の旨を伝えていただければ、専門の診察を受ける事が可能です。

    次に予防に関してですが、これは一般の歯科医院に定期的に通う事で可能な場合もあります。
    舌癌になる原因の中の1つには、舌への機械的刺激というものがあります。これは、歯の被せ物、詰め物、入れ歯などが長期にわたり、口腔内の同じ箇所に当たっていて、その部分に傷ができ、その傷が癌化の原因になる場合があるというものです。
    これを防ぐためには、定期的(3カ月〜半年)に一般の歯科医師による口腔内のチェック、メインテナンスが必要であるといえます。

    これから少しでも、口腔癌で苦しむ患者さんが少なくなるよう、今後も貢献していけたらと思います。