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    2023年7月2日

    『0歳からはじめられるお口育て part 1』

    近年歯が生える前から保健センターなどで、
    乳児の口腔をチェックする取り組みがられるようになりましたが、

    実際のところ診るだけで、どのような状態で、

    支援が必要なのかどうかまでは、詳しく伝えてくれないように思います。

    そこで今回は、0歳からのお口の成長・発達を促せるポイントを

    皆様にお伝えさせていただきます。

    まずは、「おぎゃあ」と生まれてすぐの、おっぱいの飲み方から確認をしていきます。

    チェックポイントとしては

    □ 大きくお口を開けて飲める
    □ しっかりと乳首をお口に含めている(浅のみになっていないか)
    □ くちびるが外側に開いている(あひる口)
    □ 吸われても痛みがない
    □ 飲むときにごくごく音がしない
    □ ちゅぱちゅぱ音がしない


    このようなポイントに当てはまらない場合や、体重の増えが悪い場合には、
    母乳やミルクを上手く飲めていないことが考えられ、
    その状態のままにしておくと、
    将来的にお口の機能が上手く育っていかないことが予想されます。

    そのため、この時期から何が原因でそうなっているのかを確認し、
    対策を見つけ出し、出来るだけ上手に母乳やミルクが飲める支援をすることで、
    吸う力がつきお口を育てることに繋がります。
    ちゃんと飲めているか分かりづらい場合は、

    産後ケアを行っている助産院などで授乳支援が受けられます。

    また授乳の姿勢については、3ヵ月~縦抱き授乳が理想とされています。

    いつまでも横抱きのままの姿勢だと、

    大人が寝転んで食事をしているのと同じような状態なってしまいます。

    縦抱き姿勢で飲めると、

    飲むときの運動で顎を上下させることができ、舌の動きが咀嚼筋を発達させるので、

    よく噛む子に育つといわれています。

    よく噛めると、歯がきれいに並びやすく、

    脳の血流がアップし、脳の発達に良い影響を与えます。