ブログ|中延の歯科・歯医者なら荏原中延ファミリー歯科

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  • インプラント手術時の麻酔について

    2019年4月27日


    当院では、インプラントなど手術時に希望があれば静脈内鎮静法を用いてリラックスしたまま治療を受けることが可能です。

    静脈内鎮静法とは 点滴を使って静脈に麻酔薬を入れ、意識をぼんやりとさせることで、歯科治療で感じる不安や恐怖を和らげ、刺激などを感じにくくする方法です。 全身麻酔のように全ての意識が完全になくなることはあまりありません。 その方にもよりますが、通常、歯科医師などから大きな声で呼びかけられた場合には理解ができ、意思表示をしたり、会話をしたりすることも可能です。 感じ方は人それぞれですが、多くの方は、記憶はやや曖昧になり、うたた寝をしてまどろんでいるような感じや、お酒を飲んでほろ酔い状態のような感覚になります。
    ■不安を取り除いた無痛治療 歯科治療においては、治療を怖がる方や刺激に弱い方向けに無痛治療を提案する歯科医院が増えております。 無痛と言っても技術的に痛みや刺激なく治療ができるのではなく、麻酔医によって軽度の麻酔をかけ、意識をふんわりさせて痛みや刺激が感じにくくするという方式です。 実際、無痛にするためには、普段歯科治療で用いる口の中にうつ注射の麻酔が左右します。 これに対して、静脈内鎮静法は静脈に直接、麻酔薬を投与するので、より確実な鎮静効果が出ます。 笑気吸入鎮静法では麻酔が効かなかった方や、恐怖心がぬぐいきれなかったという方に有効です。
    ■利用する際の注意点 効き目が強い分、静脈内鎮静法を使って歯科治療を行う場合には一定の制限や注意点がございます。 まず、治療中に麻酔の副作用による嘔吐で窒息などしないよう、治療時間の6時間前から飲食物の摂取が制限されます。 水のみ2時間前まで摂取可能です。 治療後はすぐに帰ることはできず、ふらつきがなくなり自力歩行が可能になれば帰れます。 個人差はありますが、だいたい麻酔薬投与中止後15分から30分くらいで目覚め歩行可能になる方が多いです。 そのほか、嘔吐がなく、血圧などの数値に異常がないことを確認してからの帰宅となります。 ただし、完全に麻酔薬が体からぬけるまでには時間がかかるため、当日はご自身での自転車や自動車の運転は危険なので禁止となります。 ですので、麻酔後お帰りの際は、徒歩、タクシー、公共交通機関などをご利用ください。 詳しくは当院麻酔科医にご相談ください。